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挑戦を支える“つながりのインフラ”を。

さくらインターネット島袋 瑞樹さんが語る、アルムナイネットワークの未来


2025年9月16日、大阪・関西万博 フューチャーライフエクスペリエンス(FLE)ステージで開催された「NICT 起業家万博・起業家甲子園 アルムナイ・ネットワークナイト」。


このイベントは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が主催し、これまでの「起業家甲子園」「起業家万博」に出場した卒業生(アルムナイ)やICTメンターが一堂に会する、挑戦者たちのネットワーキングイベントです。


そのステージに登壇したのが、さくらインターネット株式会社 社長室 島袋瑞樹さん。高専(高等専門学校)在学中に起業家甲子園へ出場した“卒業生”でもあります。当時は挑戦する立場だった島袋さんが、今度は「挑戦を支える側」としてこのステージに立ちました。


「当時は挑戦する立場でしたが、今は支える側として関われることがうれしいです」と語った。

📸 Photo: アルムナイ・ネットワークナイトで語る島袋さん


「挑戦する側」から「支える側」へ。高専時代の経験が原点に


学生時代の起業家甲子園での経験は、島袋さんにとって大きな転機になりました。あの日から数年。今は、かつて自分が挑戦していた舞台を支える側へ。


現在、島袋さんはさくらインターネットの社長室で、沖縄を中心とした地域連携やスタートアップ支援を担当しています。

地元・沖縄に拠点を置く「SAKURA innobase Okinawa」では、学生、起業家、企業、行政が交わる場をつくり、次の挑戦を生み出す取り組みを進めています。


「沖縄のスタートアップを盛り上げていくことが、自分の役割だと思っています。」



「挑戦を続けるには、“本音で話せる仲間”が必要」


今回のセッションでは、異なる分野で活躍する起業家3名が登壇。

メドメイン株式会社 代表取締役CEO飯塚 統さん、株式会社Alumnote 代表取締役CEO 中沢 冬芽さん、そしてさくらインターネットの島袋 瑞樹さんが、それぞれの視点から「起業家同士のつながり」をテーマに語り合いました。


飯塚さんは、AI医療分野のスタートアップを率いる立場から、経営者同士が本音を語り合える場の必要性を強調します。


「経営のリアルな悩みや失敗談って、オープンな場では話しづらい。だからこそ、信頼できる仲間と安心して話せるクローズドな環境がほしい。」


中沢さんは、大学との連携ビジネスを展開する立場から、「アルムナイだけで閉じず、現役世代を支える仕組みが必要」と語りました。


「過去の出場者同士だけで集まると内輪化してしまう。 現役の学生や次の世代を支えるつながりを作ることが、これから大切になる。」


島袋さんはその意見に深くうなずきながら、自身の立場から“地域間のつながりの必要性”を加えました。


「東京のようにスタートアップの仲間や先輩と会える場が少ない地域もあります。 だからこそ、地域を越えてつながれるこのネットワークに意味があると思います。」


飯塚さんが語る“ナナメの関係”――先輩後輩の垣根を越えた支え合い。

中沢さんが提唱する“次の世代を支える仕組み”。

そして島袋さんの“地域を越えたつながり”。


 三者の言葉が重なり合い、会場全体に「挑戦を支える新しいネットワーク像」が浮かび上がりました。



地方の課題:「先輩起業家に出会えない」現実


島袋さんは、沖縄での経験を踏まえ、地方の起業家が抱える課題を具体的に語りました。


「沖縄の起業家さんたちは、先輩の起業家に会えないとか、気軽に相談できる方がいないという声をよく聞きます。」


地域差はあるものの、東京など都市圏に比べて挑戦者同士の交流機会が限られている現実。だからこそ、アルムナイネットワークが“挑戦を続ける力”を育む仕組みになる――。

島袋さんの言葉には、地方から挑戦を見続けてきた人ならではの実感がありました。


「東京の同世代や、ほかの地域の仲間たちと話せる機会があるというのは、 アルムナイの大きな価値だと思います。」



“挑戦のバトン”をつなぐ。沖縄からもう一度、舞台をつくる


セッションの最後に、島袋さんはこう提言しました。


「実は、沖縄の起業家甲子園の大会がなくなってしまったんです。でも――沖縄でも大会が復活できたらアルムナイのメンバーとしても協力したいです!」


自身が育った地域の挑戦の火を絶やさないために、再び沖縄で大会を開催できるよう動いていくと表明。


「挑戦の場がなくなったなら、自分たちでつくればいい。 その思いで、沖縄で再び挑戦の舞台を開きたいと思っています。」


その言葉に、他の登壇者たちからも「応援します!」と声が上がり、会場全体に拍手が広がりました。 


過去に挑戦した人が、次の挑戦者を支える――。 まさにアルムナイネットワークの精神そのものを体現した瞬間でした。



「挑戦は、ひとりでは続かない」


イベントの最後、島袋さんは静かにこう締めくくりました。


「挑戦って、ひとりでは続けられないものだと思うんです。誰かが隣で応援してくれるからこそ、もう一歩進める。そんな関係性をつくることが、私たちの仕事なんだと思います。」


LEAP DAYが掲げるテーマ「協育(ともに育む教育)」の本質は、まさにこの言葉にあります。 挑戦を支える人がいて、支えられた人が次の誰かを支える。その連鎖が広がることで、地域や分野を超えた“協育の輪”が生まれていきます。


挑戦のバトンは、これからも沖縄から全国へとつながっていきます。


LEAP DAYは「未来をつくる人づくり」をテーマに、企業・行政・教育・地域が交わりながら次世代を育てる学びと出会いのフェスティバルです。


挑戦する人、支える人、そして未来をともに描く人たちが集うLEAP DAY。 ぜひ会場で、あなたの“次の一歩”を見つけてください。




イベント情報


NICT 起業家万博・起業家甲子園「アルムナイ・ネットワークナイト」

  • 開催日:2025年9月16日(水)

  • 会場:大阪・関西万博 フューチャーライフエクスペリエンス(FLE)ステージ

  • 主催:国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)

  • 登壇者: 

    ・飯塚 統 氏(メドメイン株式会社 代表取締役CEO)  ・中沢 冬芽 氏(株式会社Alumnote 代表取締役CEO)  ・島袋瑞樹 氏(さくらインターネット株式会社 社長室)

  • モデレーター:杉原美智子 氏(フォーアイディールジャパン株式会社 代表取締役)


出典:  国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)主催 「NICT 起業家万博・起業家甲子園 アルムナイ・ネットワークナイト」(2025年9月16日/FLEステージ) © LEAP DAY 2025 編集部

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©LEAP DAY 2025実行委員会

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